世界で子育 blog

現在、2ヶ月になる息子とバルセロナ生活。日々の生活をたんたんと。

バルセロナで出産(その3)

スペインの医療事情

 

 

私は

出産のタイミングを人工的にコントロールできる又はそういったオプションがあることを理解していませんでした。(私の勉強不足だとは思いますが)。

 

あくまでも赤ちゃんが出てきたいタイミングでも生まれるものだと。もちろん、お母さんとのタイミングもあるとおもいますが。

   

年が明けた1月3日に今年初の妊婦健診に行きました。

(バルセロナでは、年末年始のお休みは日本ほど重視されず、1月2日からスーパーとか営業していましたね。年末年始よりクリスマス休暇を重視するそうです)

 

いつも通りの問診とエコー検査。

そして、最後にお決まりの「Todo Bien!」のお言葉をいただき、

 

最後に、Marti先生から

「じゃぁ、いつ産みたい?

 

私と家内は。。。。「???????」

突然のことだったので、

「うーんじゃぁ、どうしようかぁ。予定日前の土曜日がいいかなぁ~」

「そしたら、出産に立ち会えるし。」

なぁ~んて話していたら

 

先生から、

「じゃぁ、その土曜日にしよう!」

「当日は、午前9:00に病院のadministrationに来てね」

「入院費は、事前に払っておいてね」

とのこと。

 

「おぉぉおぉぉぉぉ」

もの凄いスピード感!

先生、私たちそのスピードについて行けてません・・・

 

そんな私たちを置き去りにし、

先生はグングンと加速、

あれよあれよと話が進み、

 

気づくと先生から色々と書類を渡されてサインをしていました。

たぶん、無痛分娩や入院に関する資料だったと思います。

※スペインでは無痛分娩が一般的です。

 

診察室を出てから、家内と

「??????・・・・」

「うーん、いわゆる、これが計画出産???!」

  

病院内のadmin内で支払いを終え、病院から自宅へ戻りました。

 

私と家内は

「とりあえず、出産日が決まったね。良かったのかな?」

という感じでしたが、よくよく考えたら、下手なタイミングで破水するのも怖いし、「いついつ」産まれるって分かってたら、「準備もちゃんとできるし、安心だね」

と納得し、家路につきました。

 

出産を終えて、周りの方々に聞いたところ。

家内が通っていたClinica Corachanは、なかなかのセレブ病院だったそうです。

世の中のお忙しい人たちは、立ち会い出産を希望していても、突発的な出産だと立ち会えない。だから、計画的な出産をすることで、立ち会いを可能にするという考えなんですかね(勝手な想像)。

 

ちなみに、ここスペインでは、公立病院で診察・治療を無料で受けられます(もりろん、妊娠健診や出産も)。

 

私たちは、公立病院に通えないので、私立病院の一択のみ。

 

当初、スペインの医療保険に加入することも検討しました。

医療保険に加入することで、保険会社のグループに入っている私立病院では、診察・治療・手術は無料になるので。

 

ただし、

妊娠が発覚した後に医療保険に加入する場合、一定額のペナルティー(?)を支払う必要がありました。

(2000~3000€とかそんなもんだったかなぁ。記憶が定かではありません)

また、上記ペナルティに加えて、月々の保険料もあります。

 

①スペインの私立保険に加入した場合の費用

・ペナルティー 2000€

・月々の保険料   60€ 

 

②保険未加入の場合の費用

・出産費  2300€(当初はこれくらいの金額との話でした)

・月々の健診費 70€

 

①と②を比較したとき、そこまで大きな金額差がなかったため、スペインの医療保険に加入することは見送りました。

その他としては、以下の理由もありました。

・保険加入の判断をくだす前に、通院先が決まってしまったこと。

・保険加入前に妊娠していたこと。

 

ただ、よくよく考えると。

家内の出産がもしも「帝王切開」だった場合、

手術費も当初より高額となっていただろうし、入院期間も長くなっていただろうし。。。。。

私たちの家計からの出費は増えていたのかなぁとも。

結果オーライではありましたが、危ない橋を渡ったとも思います。

 

 

 

今日の一言

先日、息子の口のにおいを嗅いだら、チーズのにおいがしました。笑